スペイン代表(バスケット)

サイト名は「バスケットボールのスペイン代表情報ページ」、ヨーロッパバスケの強豪スペイン

ユーロバスケット1997の大会期間は1997年6月24日から7月6日、スペインは5位(6位までに1998年のギリシャでのFIBA世界選手権の出場権)でした。

スペインは地元開催となりますが、会場はカタルーニャ州のバルセロナ、バダローナ、ジローナのみ、1992年のバルセロナ五輪で9位だったスペイン代表は再び地元で戦う事になります。ちなみにスペインは1996年のアトランタ五輪出場を逃していたので、ユーロ1995以来の国際大会。

メンバー構成

1992年メンバーでジュベントゥット所属だったジョフレサ兄弟は今やバルサとウニカハの選手、またエストゥディアンテス所属だったオレンガとエレーロスもレアル・マドリードの選手になっています。

アングロ、ナチョ・ロドリゲス、マイク・スミス(帰化)、レジェスは前回の1995年大会に続いての選出 / エステジェール、パライソ、ドゥエニャスは初代表 / エース格のフェラン・マルティネスは海外組(ギリシャ)

HCは1993年からの長期政権となっているロロ・サインスさんです。

大会メンバー

04. アルベルト・アングロ 196cm

Alberto ANGULO
レアル・マドリード所属

05. ラファ・ジョフレサ 183cm

Rafa JOFRESA
F.C.バルセロナ所属

06. トマス・ジョフレサ 184cm

Tomás JOFRESA
ウニカハ・マラガ所属

07. フアン・アントニオ・オレンガ 206cm

Juan Antonio Orenga
レアル・マドリード所属

08. ナチョ・ロドリゲス 186cm

Nacho Rodríguez
ウニカハ・マラガ所属

09. マイク・スミス 198cm

Mike Smith
レアル・マドリード所属

1991年に帰化した選手
10. ロジェール・エステジェール 191cm

Roger ESTELLER
F.C.バルセロナ所属

11. アルベルト・エレーロス 199cm

Alberto HERREROS
レアル・マドリード所属

12. ホセ・アントニオ・パライソ 203cm

José Antonio Paraíso
カセレス所属

13. フェラン・マルティネス 212cm

Ferrán Martínez
パナシナイコス(ギリシャ)所属

14. アルフォンソ・レジェス 202cm

Alfonso REYES
ウニカハ所属(→大会後フランスのラシン・パリ・サンジェルマンに移籍)

15. ロベルト・ドゥエニャス 221cm

Roberto Dueñas
F.C.バルセロナ所属

NBAドラフト58位でシカゴ・ブルズに指名される(大会開幕日の6/25)

大会成績

1次リーグ

スペイン 82-54 ウクライナ
→ フェラン・マルティネス16得点、アルベルト・アングロ15得点、アルベルト・エレーロス10得点

スペイン 78-71 クロアチア
→ マイク・スミスが40分間プレーして22得点7リバウンド2アシスト3スティール
→ アルベルト・エレーロス18得点、フェラン・マルティネス16得点、ラファ・ジョフレサ13得点

スペイン 67-59 ドイツ
→ ラファ・ジョフレサ14得点、フェラン・マルティネス13得点、アルベルト・エレーロス12得点

2次リーグ

スペイン 60-63 イタリア
→ アルベルト・エレーロス15得点、ラファ・ジョフレサ13得点

スペイン 104-61 ポーランド
→ アルベルト・アングロとアルフォンソ・レジェスが21得点ずつ
→ フェラン・マルティネス15得点、ロベルト・ドゥエニャス12得点

スペイン 70-79 ユーゴスラビア
→ アルフォンソ・レジェスが20得点8リバウンド
→ マイク・スミスが14得点7リバウンド

※2次リーグF組3位で決勝トーナメントに進出

決勝トーナメント1回戦(QF)

スペイン 67-70 ロシア
→ フアン・アントニオ・オレンガが17得点、マイク・スミスが12得点

※ロシアは最終的に銅メダル

5-8位決定戦

スペイン 86-81 トルコ
→ アルベルト・エレーロス18得点、アルフォンソ・レジェス17得点、フェラン・マルティネス15得点

スペイン 94-93 リトアニア
→ アルベルト・エレーロス20得点、フェラン・マルティネス19得点、アルベルト・アングロ17得点

成績など

大会MVPはアレクサンダー・ジョルジェビッチ(ユーゴスラビア)
金メダルのユーゴスラビアには他にボディロガ、ダニロビッチ、ロンチャール、サビッチ、レブラチャ、トマセビッチなどなど
銀メダルのイタリアにはエットーレ・メッシーナがHCで、グレゴール・フチカ、カールトン・メイヤーズ、アッビオ、マルコナトなど
銅メダルのロシアにはレアル・マドリード所属のミハイロフ

大会1st Teamにはユーゴスラビアからジョルジェビッチ、ボディロガ、レブラチャと3人、ロシアのミハイロフとポーランドのトムチュックが選ばれました。大会アシスト王にクロアチアのダミール・ムラオメロビッチの名前がありました。

大会前に6試合の強化試合をおこなった

5月18日 対イタリア(エルダ) 84-68
5月19日 対イタリア(アルコイ) 68-67

※スペインACBプレーオフFinalが5/11から5/20までだったため、代表候補選手による2試合でした

欧州選手権メンバーに残るのは4名のみ、ウニカハ(プレーオフQFで敗れる)所属のレジェスとトマス・ジョフレサ、プレーオフに進出できなかったカセレス所属のパライソ、そして海外組パナシナイコスのフェラン・マルティネス

それ以外のメンバーは6月13日から25日にイタリアのバーリで開催の地中海競技大会に出場するメンバーから6人が選ばれた他、レオン所属のPGホセ・ラサとタウグレス所属のルシオ・アングーロが試されました。

6人のトライメンバーはワシントンステイト大にいたロドリゴ・デ・ラ・フエンテやクレムソン大にいたイケル・イトゥルベなど若いメンバー

6月15日 対イスラエル(メリリャ) 82-72
6月16日 対ロシア(メリリャ) 73-85
6月18日 対ボスニア・ヘルツェゴビナ(サラゴサ) 56-59
6月20日 対リトアニア(セゴビア) 82-99